ノウハウコレクターになる原因は「人の提案を聞かないこと」

ノウハウコレクターが蓄積したノウハウを生かせないのは
「人の提案を聞かない」からです。

では人の提案を聞かないこととノウハウコレクターが成功しないことはどう関係するのか、
そもそもノウハウコレクターとは何なのかなどを詳しく見ていきましょう。

ノウハウコレクターは人の提案を聞かない

ノウハウコレクターが上手くいかない理由は「人の提案を聞かない」からですが、
人の提案を聞かないからこそノウハウコレクターになってしまうとも言えます。

書店に行けば様々な業界・業種で成功を収めた人のノウハウが書かれた書籍が
ありますし、ネットでもたくさんのノウハウを無料で仕入れることができます。

ノウハウが書かれた書籍やネット情報を実際に見てみると、
最後に必ず「紹介したノウハウを実践してみてください」と書かれているはずです。

しかしノウハウコレクターの多くは、著者や情報提供者の「実践してみてください」という
提案を聞かずにノウハウを仕入れただけで終わってしまっています。

仕入れたノウハウを実践することなく蓄積するだけなので、
ノウハウコレクターになってしまうというわけです。

完璧主義者もノウハウコレクターになりやすい

大雑把な人よりも完璧主義者の方がノウハウコレクターになりやすいです。

完璧主義者は書籍やネット情報から仕入れたノウハウを
完全に自分の物にしてからでないと実践に移せない傾向が強くなっています。

仕入れたノウハウで自分が成功するビジョンが描けず、
ノウハウを完璧に理解するために新しい情報を仕入れます。

新しく仕入れた情報を完全に理解するために次の情報を仕入れるといったことになり、
結果的に実践になかなか移せないわけです。

ネット全盛の現代では情報は日々更新されていて、
今日の常識が明日には非常識になっていることも珍しくありません。

次々と新しい情報を仕入れることは必ずしもノウハウを理解することに繋がらないので、
適当なところで実践に移すことが必要なのです。

ノウハウコレクターには継続力も無い

諦めが早く継続力が無い人もノウハウコレクターになりやすいです。

人によっては何かを始めた途端に成功を収めることもありますが、
始めてすぐに成功を収める例は決して多くありません。

最初はなかなか上手くいかないものの、試行錯誤を繰り返して継続する内に
徐々に認められて成功に繋がることが一般的です。

仕入れたノウハウをすぐに実践するのは良いとして、すぐに成功しないと諦めて
次に行くようではノウハウコレクター止まりとなってしまいます。

楽して稼ぎたい人も危険

楽して稼ぎたいと考えている人もノウハウコレクターになる危険性が高いです。

ネットで調べると「楽して稼げるノウハウ」はいくらでも見つかりますし、
楽して稼げると謳った書籍もたくさん発売されています。

ただ実際には楽して稼げることはほとんど無く、「楽して稼げるノウハウ」を
提供している人の多くも楽して稼いでいるわけではないのです。

多少運に恵まれるといったことはあっても、
成功者のほとんどは成功を収めるまでに人一倍の努力を重ねています。

同時に成功者のほとんどは努力を努力と思っていないので、
楽して稼いでいるように見えて、楽して稼げると情報を発信するわけです。

本当に楽して稼いでいるのであれば、
そのノウハウを人に教えることは絶対にありません。

実際は楽して稼いでいるわけではありませんが、その人自身は努力・苦労していると
思っていないので楽して稼げるという情報を提供しているのです。

ノウハウコレクターの多くは「楽して稼げる」という情報を鵜呑みにし、「楽しては
稼げない」という情報には耳を傾けないので人の提案を聞かないことにも繋がります。

そもそもノウハウコレクターとはどんな人?

「ノウハウコレクター」とは、新しいビジネスを始めるためのノウハウを持っているのに
成果を上げられていない人のことです。

一般的には書籍やネットでノウハウを仕入れるだけで、
実際にビジネスを始めるという行動に移していない人を指します。

また行動には移しているものの、成果が出ないとすぐに次のノウハウを求める
継続力の無い人もノウハウコレクターに含まれます。

仕入れたノウハウを元にビジネスを始めたものの、
現状で成果に繋がっていない人はノウハウコレクターではありません。

たくさんのノウハウを蓄積しているにも関わらず、
それがビジネスに活かせていないのがノウハウコレクターです。

特にノウハウを仕入れるだけで行動に移さないノウハウコレクターは、ビジネスで
成果を上げるよりもノウハウを仕入れることが目的となっている恐れがあります。

ノウハウを仕入れることが目的となると、
次々とビジネス書や商材を買って散財することにもなるので注意しましょう。

お金を払ってノウハウを仕入れるのは良いことですが、
仕入れるだけでは成果には繋がりません。

あくまで仕入れたノウハウを元に行動を起こすことが重要となります。

ノウハウコレクターにならないようにするには

ノウハウコレクターにならないようにする、既になってしまっていて脱するには
まず「1つのことを深く掘り下げること」です。

完璧主義者のノウハウコレクターは、
ビジネスで必ず成功するために次から次へと情報を仕入れます。

継続性が無いノウハウコレクターは、
すぐに成果が出ないと次のノウハウを求めて書籍やネットを漁ります。

いずれにしても1つのノウハウ・ビジネスを深く掘り下げることなく、
表面をサラっとなぞるだけで次に情報やノウハウへと興味が移ってしまっているのです。

次々に情報やノウハウを仕入れると蓄積された情報やノウハウが膨大になって、
自分にとって必要なものが分からなくなってしまいます。

また情報は日々更新されますし、ノウハウも新しいものが次々と出てきますから
最新を求めすぎるとキリがありません。

現状ノウハウコレクターに甘んじている人は、1つのノウハウ・ビジネスを
掘り下げないから稼げていないことに気付いているはずです。

自分に合うと感じたノウハウを見つけたら、
そのノウハウをどうしたらビジネスの成果に繋げられるのかを深く掘り下げるのです。

1つのことを深く掘り下げることで、ビジネスのビジョンが少しは見えてきますし、
どういった行動に移せば良いかも分かってきます。

適当なところで行動に移す

使うべきノウハウや取り組むべきビジネスを絞ったら、
情報収集は適当なところで止めて行動に移しましょう。

世の中には情報が溢れているので、「これだけの情報で行動に移したら
失敗するかもしれない」と不安になる気持ちは痛いほど分かります。

だからと言って自分の不安が消えるまで情報を集めていたのでは、
いつまで経っても行動には移せません。

実際に今読んでもらっているこの記事でも、
到底人様に読んでもらえるようなクオリティのものでは無いです。

本来は何を聞かれても答えられるだけの知識やあらゆる表現方法を身に付けた上で
記事を書いて、最後にしっかりと校正を行った上で公開しなければなりません。

しかしどの角度から見ても完璧な記事を書くことはできませんから、
ある程度の知識やスキルを身に付けただけで記事を書くという行動に移しているのです。

こんな記事でもほんの少しぐらいは人様の役に立っているはずですから、
適当なところで行動に移すのが重要であることが分かってもらえると思います。

失敗は成功の基

「失敗は成功の基」とよく言われますが、ビジネスにおいてはこれが何よりの教訓です。

誰しも最初から大成功を収めることはできませんから、
ビジネスを始めると多少なりとも失敗を経験します。

その失敗を教訓として軌道修正をしていって、
最終的にブラッシュアップされたビジネスモデルとなり大きな成果へと繋がるのです。

失敗から学ぶことは多く、
成功を収めてノウハウを提供している人の多くも最初は失敗を重ねています。

チャレンジしなければ失敗することもありませんが成功することもありません。

仕入れてノウハウを活かして成功を収めるのであれば、
失敗を恐れずにチャレンジすることを心がけましょう。

蓄積したノウハウを整理する

ノウハウを仕入れることが目的になっていると、
ノウハウや知識は蓄積されていくものの活用方法が分からないままとなってしまいます。

蓄積したノウハウを活用して行動に移すには、現状で自分がどういったノウハウや
知識を持っているのかを整理するところから始めると良いでしょう。

整理するには自分にどれだけのノウハウ・知識が蓄積されているのかを
「見える化」しなければいけません。

ノウハウの見える化には書き出すというアナログな方法が一番で、
とにかく自分に蓄積されているノウハウをノートなどに書き出すのです。

見える化した上で整理すると、
新しい情報と古い情報で変わらない点や矛盾する点などが見えてくるはずです。

またビジネスを始めるのに「絶対必要なノウハウ」、「あれば役立つノウハウ」、
「特に必要でないノウハウ」といった優先順位も見てきます。

ノウハウの優先順位が見えると、
次にやるべきことも必然的に見えてきますから行動に移しやすくなります。

とにかく継続する

自分に合ったノウハウを見つけて実際にビジネスを始めたら、
すぐに成果が出なくてもとにかく継続することが重要です。

継続すると自分が行っているビジネスの良い点や良くない点、変えた方が良いところ
などが見えてきます。

良い点を伸ばして良くない点を改善してビジネスをブラッシュアップすることで、
徐々に認められて成果が出始めるのです。

すぐに諦めてしまっては良い点も改善点も分からないままですから、
別のビジネスを始めても同じ失敗を繰り返すことになります。

実際にビジネスを始めたのであれば少なくとも3か月、
できれば半年ぐらいは継続してブラッシュアップに努めましょう。

まとめ

ノウハウコレクターが成果を上げられないのは「人の提案を聞かないこと」に
原因があります。

人の提案を聞いた上で取捨選択することがビジネスでは重要なのです。

ノウハウコレクターから抜け出すにはとにかく行動に移して継続することで、
この提案はぜひ聞きいれてください。