自己流は事故る、自分のやり方にこだわる人はコンサルを受けても意味がない理由

どんな業界でも「自己流は事故る」と言われており、
自分のやり方に必要以上にこだわることはあまり良くありません。

また自分のやり方に必要以上にこだわることを止めない限りは、
コンサルを受けてもほとんど意味が無いのです。

自分のやり方にこだわる人はコンサルを受けても意味がない理由

自分のやり方にこだわる人はコンサルを受けても意味がない理由としては
「人の意見を聞く耳を持たないから」です。

自分のやり方に必要以上にこだわる人は頭が固いケースが多く、「自分のやり方こそが
正しい」「自分のやり方で成功しないと意味がない」と思い込んでしまっています。

「自分のやり方こそが正しい」「自分のやり方で成功しないと意味がない」と
思い込んでいる人は他人の意見に耳を傾けることがありません。

他人の意見に耳を傾けないのですから、
有効なアドバイスをしてくれるコンサルをいくら受けても意味がないというわけです。

どんな業種・業態でも「必ず成功するメソッド」などといったものは無く、
実際に自分のやり方にこだわって成功しているケースもあります。

ただ自分のやり方にこだわって成功を収めたケースでも、
人の意見に耳を傾けて途中で軌道修正していることも少なくありません。

コンサルを含めた他人の意見にも耳を傾けて、軌道修正しながら「自分のやり方」を
ブラッシュアップする方が成功に近付きやすいです。

過去に「自分のやり方」で成功してしまっている

過去に自分のやり方にこだわって成功していると、別の新しいことに挑戦する際にも
自分のやり方に必要以上にこだわってしまうケースが多くなっています。

要するに「前はこのやり方で成功したんだから今回もこのやり方で成功するはず」と
思い込んでしまっているわけです。

自分のやり方にこだわって成功したことが偶然とは言いませんが、
過去の成功談は「必勝法」とも言えません。

どんな業界でもビジネスにおける必勝法は無いですし、時代は常に移り変わっています。

過去に通用した方法が現代では通用しないことは当たり前にありますし、
過去に成功した方法をそのままなぞってもまた成功するとは限らないのです。

ただ実際に成功を体験すると「このやり方こそが正しい」と思い込んでしまい、
他のやり方を勧める意見が耳に入らなくなります。

過去の成功は過去のこととして、新しいことに挑戦するのであればコンサルを含めた
他人の意見を取り入れた「新しい自分のやり方」を模索しましょう。

プライドが高くコンサルを見下している

自分のやり方に必要以上にこだわる人はプライドが高く、
コンサルのことを見下しているケースもあります。

特に第一線で活躍してきた人ほどコンサルのことを「実務経験の乏しい頭でっかち」と
見下す傾向が強いです。

その業界については誰よりも自分が詳しいと思っていますから、
自分より詳しくないであろうコンサルの意見など聞くはずがありません。

実際に大学卒業後すぐにコンサル会社に就職して現場を経験せずに
業務を行っているコンサルも居ます。

ただ素人の自由な発想から素晴らしいアイデアが生まれることも少なからずあり、
自分より詳しくない人の意見は必ずしも「聞くに足りないもの」ではないのです。

コンサルの意見を聞いた上で取捨選択をするのは自由ですが、
ハナからコンサルの意見を聞く耳を持たないのは決して賢いやり方ではありません。

自分は優秀だと思っている

自分のやり方に必要以上にこだわる人は自分のことを優秀だと思っているケースも
多いです。

特に自分のやり方にこだわって成功したことがある人や
第一線で活躍したことがある人は心のどこかで自分は優秀だと思っています。

過去に成功したことがある人や第一線で活躍したことがある人が優秀なのは
間違いありません。

ただ成功した時点・活躍していた時点で優秀だっただけで、
現在進行形で優秀であるとは限らないのです。

「賢者は愚者に学び、愚者は賢者に学ばず」という言葉ありますが、
本当に優秀な人は自分よりも優秀でないであろう人からも何かしら学ぼうとします。

コンサルを自分より優秀でないと決めつけて、自分より優秀でない人の意見は
聞く必要が無いと思い込んでいる人は決して優秀ではありません。

「自己流は事故る」と言われる理由

どんな業界でも「自己流は事故る」と言われますが、
その大きな理由の1つが「正しい道から外れやすいから」です。

どんなに「真っすぐ進んでいる」と思っていても、
一人で目印も無く歩いているとどうしても右に傾いたり左に傾いたりします。

真っすぐ正しい道を進んできたと思っていたのに、
気付いたら目的地とは全く違うところに居たといったことがビジネスでもよくあるのです。

完全な自己流でビジネスを進めると十中八九方向性がブレる上に、
他人の意見に耳を傾けないので自分の方向性がブレていることに気が付きません。

結果、当初自分が目指していた目的地とは全く違う方向に向かって突き進んでおり、
後戻りすることも難しくなってしまうわけです。

自己流だけではモチベーションを維持しにくい

自己流は事故ると言われるもう1つの大きな理由が
「モチベーションを維持しにくいこと」です。

自己流でも他人から教えてもらったやり方でも、
成功している内はモチベーションを保てます。

ところが失敗した時や壁にぶつかった時に、
自己流だけでは問題を解決する術が見つからないことが多いです。

問題にぶつかっても解決策が見つかればモチベーションを保てますが、
見つかりそうもなければモチベーションは保てずに諦めてしまうことになります。

三人寄れば文殊の知恵ということわざもあるように、一人で考えるよりも
他人の意見を取り入れた方が解決策が見つかりやすいです。

コンサルなど他人の力を借りることで、
自己流だけでは乗り越えられない問題や壁を乗り越えられるのです。

自己流は負のスパイラルに陥りやすい

自己流が事故ると言われるのは「負のスパイラルに陥りやすいから」でもあります。

どんなこともまずは自己流で始めてみる人も居ますが、
完全な自己流だと物事を始めるにしても何から手を付ければ良いか分かりません。

大抵は手探り状態で始めても上手くいきませんし、
上手くいかない原因も分からないので軌道修正をしたくてもできません。

成果が出ない、出そうにない状況ではモチベーションが続きませんから、
いずれ諦めてしまいます。

そして次の物事にまた自己流で手探り状態からチャレンジするのです。

「手探りで始める」→「成果が出ない」→「モチベーションが下がる」→「諦める」→
「別のことを手探りで始める」という負のスパイラルに陥ってしまうわけです。

自己流にこだわることはお金と時間を無駄にしている

自己流にこだわりすぎるとお金と時間を無駄にすることになります。

どんなビジネスでも始めるには多少なりともお金がかかるものです。

ビジネスが成功すれば初期投資が回収できるだけでなく、
投資した何倍ものお金を儲けられるようになります。

ところが成功せずに諦めてしまうと、
そのビジネスを始めるために投資したお金が無駄になってします。

芸能人ならデビューしてすぐにスターになることもありますが、
一般的なビジネスでは成功するまでには多少時間がかかるものです。

成功するには多少時間がかかると分かっていると、成果が出ないビジネスを続けます。

その先に成功が待っているなら成果が出ない時間は無駄になりませんが、
いつまで経っても成果が出ずに諦めると時間も無駄になってしまうのです。

自己流だけでは「成果が出ない」→「諦める」→「次のビジネスを手探り状態で始める」
→「成果が出ない」という負のスパイラルの陥りがちです。

負のスパイラルに陥るとただただお金と時間を浪費するだけになってしまいます。

お金を使ってやり方を学ぶことがお金と時間の節約になる

ビジネスではお金を使ってビジネスのやり方を学ぶ方が、
自己流にこだわるよりもお金と時間が節約できます。

お金を使って正しいビジネスのやり方を学べば、
自己流の手探り状態で始めるよりも早く成果が出る可能性が高いです。

例えば自己流の手探り状態で始めて1年後に月20万円稼げるようになった人と
20万円で正しいやり方を学んですぐに月10万円稼げるようになった人が居るとします。

自己流だと1年間に稼げた総額は20万円ですが、
正しいやり方を学んだ人が1年間に100万円稼いだのです。

しかも正しいやり方を学んで成功した人は、次のビジネスにチャレンジする際にも
初期投資をして正しいやり方を学びすぐに成果を出せるようになります。

お金を使って学ぶと「正しいやり方を学ぶ」→「すぐに成果が出る」→「モチベーションが
上がる」→「次の正しいやり方を学ぶ」という正のループに入れるのです。

正しいやり方を学ぶにはコンサル選びも重要

ただお金を使いさえすれば正しいビジネスのやり方が学べるわけではありません。

きちんとした正しいビジネスのやり方を教えてくれるコンサルを選ぶことが
重要となります。

ネット全盛の現代では「楽に稼げる」「必ず成功する」といった煽り文句で営業している
コンサルも少なくありません。

ビジネスに必勝法はありませんから、
楽に稼げる方法や必ず成功する方法といったもがあるはずが無いのです。

もしあるとしても他人にそれを教えることは絶対にありません。

正しいビジネスのやり方を学ぶには、
まず自分が何をするのかビジネスの種類を確認します。

自分が始めたいビジネスで実際に成功を収めていて、
なおかつ現在もそのビジネスを続けている人を探しましょう。

成功を収めている現役プレイヤーに勝るコンサルは居ません。

まとめ

自分のやり方に必要以上にこだわる人は、そもそも他人の意見を聞く耳を
持っていませんからコンサルを受ける意味がないのです。

「自己流は事故る」はビジネスの世界では常識であり、
自分のやり方に必要以上にこだわることは決して賢いやり方とは言えません。

知識と経験が豊富なコンサルから正しいやり方を学ぶことこそが、
ビジネスで成功するための1つの方法なのです。